葉の先端の長く鋭く凶悪な雰囲気を放つ棘が魅力のアガベ【エボリスピナ】の実生記録です。
【エボリスピナ】とは?
僕の最推しアガベです。
エボリスピナの特徴
【エボリスピナ】は葉の先端から伸びる象牙色の長い棘が特徴のアガベです。
何をもってこんな殺傷力全開みたいな姿になったかは知らないですが、男心がくすぐられます。
葉先の棘がうねる様に生えているものもあって、それは<陽炎>と呼ばれていたり…
うん、かっこいい!
また、葉幅も細く人気のチタノタ、オテロイとはまた違った雰囲気を楽しめるので棚に並べたときにいいアクセントになってくれそうです!
ちなみにアガベ “ユタエンシス”の地域変種みたいですが、ユタエンシスと何が違うのかは分からないです!
僕、専門家じゃないんでw
興味があったら調べてみてね!
種の購入先
今回もseed stockさんで購入!
まぁ8割くらいはここで買ってるねw
【エボリスピナ】と一緒にエボリスピナのコンパクトフォームとして売られていた
【エボリスピナ ヘイフォード】も一緒に買ってみました。
室内環境でどれだけ違いが出るか分からないけど、そのうち紹介できたらなって思います。
環境と準備
環境
播種日:5月9日
場所:室内
設備:LEDパネルライト
温度:25~30度
湿度:不明
水やり:腰水(2~3日に一度水替え)
ここはいつもと一緒!
毎回同じこと書いてもあれ何で、そのうち実生方法のページ作ろうと思います。
実生は室内で行っています。
温度はたぶん25度~30度くらい。
光源はLEDライトを照射してます。
照度は大体 8000~10000ルクスくらい。発芽5日後くらいから照度約20000~30000ルクスの場所に移動しています。
盛大に葉焼けさせたので、今は10000ルクスくらいの場所に戻しました…
湿度は不明です!
乾かないように毎日朝晩霧吹きはしています。
用土と肥料
ここも大体いつもと一緒!
<日向土><赤玉土><鹿沼土>の小粒を混ぜて、ふるいで微塵を抜いたものを使用。
割合は日向土から 3・1・1 です。
(ポットを2つに分けて蒔いたので、今回は実験的に片方に竹炭を入れてみてます。ミネラル分補給になるかな?)
表土だけごく薄く(多分2~3mmくらい)赤玉土の細粒をひいてます。
でも、わざわざ配合しなくても市販の種まき用の土で大丈夫だと思います。
肥料はマグァンプKの大粒を気持ち程度に4~5粒くらい入れてます。
僕は大粒使ってますけど、たまたまあったから使ってるだけで中粒とかで大丈夫です!
播種の手順
種を水につける
種子に水を吸わせるために水に浸けこみます。
カビ対策に殺菌剤を希釈した希釈液をつかいましょう!
ダコニールの1000倍希釈液に6時間ほど浸水。
アガベはカビにくい感じがするので、なければ水でもいいかもですが、
そのうちパキポディウムとかにも手を出すようになると思うので、殺菌剤は買っておいてもいいと思いますw
6時間経過した種子がこちら
少しぷっくりとしてます。
土に播種
種の準備が出来たので、今度は土の準備をします。
用土はこちらを見てください。
ポットに用土を入れたら、上からやさしく水をかけて土を湿らせます。
あと、最初は濁った水が底から出てくると思うので、それが透明になるまで水をましょう。
(ふるいで取り切れなかった微塵を抜きます)
用土の準備が出来たので いよいよ種まきです!
アガベ エボリスピナの種は光に反応して発芽する(好光性)と言われているので、埋め込まずに表面に置く感じで蒔きます。
この後は水の貯めれる容器を準備して腰水で管理します。
腰水に使う水は、浸水の時に使ったダコニール溶液を再利用。(次に水を交換するときは普通の水道水で大丈夫です)
さらに上から霧吹きでダコニール溶液を気が済むまで吹きかけます。カビ撲滅を祈りながら吹きかけましょう。
最後にポットの上にラップなどの光を通すもので蓋をして湿度を確保できるようにしましょう。
実生記録(2024-05-09播種)
2024-05-12(播種から3日)
3日目の時点で12粒蒔いたうちの10粒が発芽!
見えにくくてすみません<(_ _)>
2024-05-17(播種から8日)
残りの種も発芽しました。発芽率100%!
でも根が潜れずに苗が倒れちゃってます…
2024-05-20(播種から33日)
前回倒れていた苗を植え直しました。
新芽が少し太くなったような気がします
2024-06-11(播種から33日)
本葉が展開してきました。
2024-06-26(播種から48日)
2枚目の本葉も大きくなってきました。
まだまだ小苗だけど、このころからでも個体差が現れてます。
2024-09-01(播種から115日)
前回から結構時間が空きましたが、盛大に葉焼けをさせてました。
下葉の枯れているのが葉焼けの名残です。そのまま数株★になった子もいます…ごめんよぉ…
葉焼けの原因は置き場所を30000ルクス位の場所に移動した後の霧吹きだと思います。夜はいいのですが、朝にやっていた霧吹きの水滴が、レンズ効果で光を集めて葉っぱを焼いたんじゃないかなと…
今は10000ルクスくらいの場所に戻して、霧吹きを夜だけにしたら持ち直してきました。
本当に原因がそれかは分からないですが、皆さんも僕を反面教師にして気を付けてください!