
ケラリアピグマエアを実生してから約1年(331日)で植え替えを行いました。
ちょうどいい機会なので、塊根部がどの程度太っていたのかをご紹介します。
先に結論を申しますと…
我が家の環境では約1年で10円玉くらいの太さまで成長してくれました。
これが早いのか遅いのかは分かりませんが、育成方法を簡単に書こうと思うので、塊根が思ったように太ってくれないって人の参考になればと思います。
植え替えた株たち
今回はプレステラ75で育てていた4株を植え替えました。
ちょっと写真だと伝わりずらいですが、10円玉と一緒に撮影した写真を貼っておきます。
左の株が一番大きく成長していた子で、大体10円玉の直径と同じ太さでした。
右の子は根が分岐していますね。このまま太くなっていけば面白い形になりそうで期待が膨らみます。

後の2株も5円玉くらいの太さだったり、たくさん分岐してたこ足っぽくなってたり、思ってたより良く成長してくれたと思います。


実生株の育成方法
ここからは、簡単にどのように実生株を育ててきたかお話しします。
育成環境
育成は室内で行っています。設備などは以下の通りです。
・LEDパネルライト
・送風機(PC冷却用のファン)
使っている設備でいえばこの2つくらいです。
LEDは実生初期は約10,000ルクス、2か月ごろから30,000~40,000ルクスに調整。
風はPC用のファンで間接的に24時間当てています。

温度ですが、夏と冬はエアコンで室温調整しています。しかし、昨今の電気代高騰もあり嘘みたいな請求がきたので…なにか対策考え中です…
用土
用土は上に貼った写真を見てもらうと分かりやすいですが、軽石メインの乾きやすい配合にしています。実生初期は正直どのような用土でも大丈夫だと思うのですが、ある程度育って乾きにくい土を使ってると腐らせそうだったので水やりから2日程度で乾く土にしました。
また、硬い用土を混ぜることで根が太くなると何かの記事で見たことがあるので、ほぼ崩れることのない日向土(軽石)をメインに使っています。
あわせて、細根もよく伸びるように腐葉土も配合しています。

詳しい配合は以下の記事に書いてあるので、よかったら覗いてみてください。
水やり
水やりは成長段階で管理を変えています。
・実生初期:腰水管理
・実生2か月~半年:腰水をやめて毎日鉢の上からの水やりに変更。少しずつ水やりの間隔を広げる。
・実生半年~土が完全に乾いたらたっぷりと水やり。
大体上記のような感じです。腰水を半年とか1年続ける方もいますが、僕の場合は腐らせるのが怖かったので、早めに切り上げています。
また、土を適度に乾かすことで『植物が危機感を覚えて、水をよりため込むために塊根部を肥大化させてくれたりしないかな』と妄想しながら育成していたため、このような水やり方式に落ち着きました。

たくさんの苗で育成方法を変えて実験とかしたわけではないので、土を乾かす件は、趣味家のたわ言だと思って聞き流してくださいw
肥料
肥料は元肥にマグァンプを入れています。
また、実生1か月あたりで活力剤のリキダスを2週間に1度程度のスパンで与えていました。
実生3か月あたりから、IBの化成肥料に切り替え。あまり厳密ではないですが1~2か月で肥料を交換してました。
個人的な感想ですが、IBを与えてからの成長度合いは目を見張るものがあったと思います。
IB肥料おすすめです!
植え替え
最後に植え替えについて少しだけお話を…
僕の浅い経験から言わせてもらいますと、ケラリア ピグマエアは植え替えに弱いと思っています。
特に土を完全に落としてしまったり、根を整理すると僕の場合は100%枯らしています。

僕が下手なだけかもしれないですが。ケラピさんごめんなさい m(_ _)m
そんなこともあって、植え替えはほとんど根鉢をいじらずに鉢増しを行うのが安全だと思いますので、参考にしていただければと思います。

プレステラ95深鉢に植え替えました。
初めは一回り大きいプレステラ90に植え替えようと思っていましたが、すぐに根が回ってしまいそうだったので、深鉢にしてみました。
あとは一晩おいてから、微塵が流れきるまでたっぷり水やりをして植え替え終了です。

お読みいただきありがとうございました。
実生の成長記録を下に貼り付けていますので、よろしければ覗いてみてください。